ティト2016年11月9日読了時間: 1分「魂の戸棚」魂の戸棚に 重い風が 騒ぐ 黄昏時 星は黙る 不意に ヒナギクは 首を垂れた 天使の気配が 空を埋めた 灰色の西風吹き降り 古い星の地図を 吹き飛ばした ヒナギクと戸棚は ほうき星に運ばれ 別の星 シンと静まる野原の上で そっと 戸棚を開いてみれば 小川のように 新しい歌が...
ティト2016年11月9日読了時間: 1分わたしの上には何もないわたしの上には 何もない わたしの下にも 何もない 星が わたしを見るとき きっとわたしは空の上 銀色の太陽が 見上げて言う あの蒼い星には わたしのために 歌うものがいる だからいつもわたしは あの星を見上げて泣く わたしの涙が 愛しいあの星に届くよう 風よ、吹いておくれ...