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ティト

太陽の金の指輪


遠い太陽

遠い月

遠い地球

三人の旅人が

きょうはここで

出会う

橋の上に腰をかけて

三人はリンゴをかじる

太陽の差し出す金の林檎

月は丸ごとすっかり平らげた

咲いたばかりの

白いバラの朝日が

少しずつ ラベンダー色に翳り

鳥も虫も

木々の緑もひっそりと

何かを知ってるように

息を潜める

床の上の木漏れ日が

小さな三日月になり

影を探すうち

丸い光の環が

たくさん

たくさん

たくさん

あたり一面

ばら撒いた

真珠の玉のように

転がった

その時空には

金の指輪が

燃え上がる

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