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  • ティト

「魂の戸棚」


魂の戸棚に

重い風が

騒ぐ

黄昏時

星は黙る

不意に

ヒナギクは

首を垂れた

天使の気配が

空を埋めた

灰色の西風吹き降り

古い星の地図を

吹き飛ばした

ヒナギクと戸棚は

ほうき星に運ばれ

別の星

シンと静まる野原の上で

そっと

戸棚を開いてみれば

小川のように

新しい歌が

流れていた

それは

朝日に包まれた

答えの包み

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わたしの上には何もない

わたしの上には 何もない わたしの下にも 何もない 星が わたしを見るとき きっとわたしは空の上 銀色の太陽が 見上げて言う あの蒼い星には わたしのために 歌うものがいる だからいつもわたしは あの星を見上げて泣く わたしの涙が 愛しいあの星に届くよう 風よ、吹いておくれ わたしの上には 何もない わたしの下にも 何もない 金色の月が 見上げて言う 天の川よ あなたの絶えない流れは素晴らしい そ

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