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  • ティト

優しい川


光る川辺の草原に

雲雀が飛ぶ

遠い皐月の昼下がり

となりに並ぶ

そっけなく優しい眼差しに

気がつく時が来た

すべての時に

優しい眼差し

川のように

流れていた

私を見つめる

優しい眼差し

川のように

注がれていた

いつもそこに流れる

優しい川を

感じられたなら

そのまま

優しさに包まれて

川に流れることが出来るだろう

どこまでも

どこまでも

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秋と川

秋が川に流れて行く 赤い葉が一枚 秋をのせて 流れて行く 流れて行く赤い葉を 追いかけて行く 赤い葉は瞬く間に消えて行く 赤い葉をのせた波を 追いかけて行く 波も瞬きの間に消えて行く どうしたって赤い葉は捕まえられない どうしたって赤い葉をのせた波は捕まえられない どうしたって川は捕まえられない 川はどこにもない 川は わたしの眼のなかに わたしの記憶のなかに 川

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