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  • ティト

森のポエトリーと妖精の食事会


真夏の昼前。森のテラスにて、森をテーマにポエトリーの空間を開きました。「森へ行きましょう」と「私の花」の二つの詩をピアノの即興演奏とともに表現しました。ピアノの演奏と、声が重なり、鈴、ティンシャ、等と言葉が空間に波紋を描くように広がって行きます。

詩の後は、木立に抱きかかえられたようなテラスで、シャンティーミールの妖精の食事会を楽しみました。自家製の発酵食で構成された身体に優しく洗練されたレシピとディスプレイ。 既知の友人未知の友人が混ざり合い、互いに初めて会うのに親戚のような懐かしいようなリラックスした集まりに自然に会話が弾みました。Kinfolkなスモールギャザリングの豊かなひと時を帰り際まで名残惜しくいつまでも終わらない立ち話。 集まってくれた方はマレーシアから、つくば市から、荻窪から、吉祥寺から、料理は京都から・・・。また皆それぞれのスペシャリストで素敵な方がたばかり。 記録をして下さったカメラマンの小林さんの感想。「撮影をしながら、詩の中で、『雨のような森へ』という言葉、を聞いたとき、あたりの森の風の音やセミの音をかき消すように雨に包まれ、部屋に雨の感じが溢れるのを感じた」 この言葉が何より嬉しいこの日のご褒美。

これこそわたしがポエトリーで表現しようとしている事。雨と言えば雨が感じられ、風と言えば風が感じられる。私が声を通して表現をする際に目指している事。それを手法ではなく、内側からそのものを取り出せたら、魔法使いのように。

新屋賀子さんのピアノとは互いに思いが広がり、素晴らしい一体感を感じさせていただきました。美しく寄り添うピアノの演奏に感謝。これからも一緒に詩とピアノの表現を深めて行くのを楽しみにしています。


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