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わたしの上には何もない

November 9, 2016

 

わたしの上には

何もない

わたしの下にも

何もない

星が

わたしを見るとき

きっとわたしは空の上

 

銀色の太陽が

見上げて言う

あの蒼い星には

わたしのために

歌うものがいる

だからいつもわたしは

あの星を見上げて泣く

わたしの涙が

愛しいあの星に届くよう

風よ、吹いておくれ

 

わたしの上には

何もない

わたしの下にも

何もない

 

金色の月が

見上げて言う

天の川よ

あなたの絶えない流れは素晴らしい

それにもまして

あの蒼い星の麗しいこと

わたしのために

踊るものがいる星

 

わたしは思う

暗い宇宙の広がりを

時から離れ漂っていく

無数の星が在ることを

上も下もなく

移動し続ける星の在処を

記す(しるす)ことは出来ない

 

宙のちぎれ雲

ひとつ

それがわたし

住処を記すことのない

ひとつ

 

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